勝村 顕飛|Akito Katsumura

常に新しいことに挑戦し続けている勝村さん。
伝統的な紋様から独創的な線紋まで、黒と赤のラインで表現されたそれは、お料理のアクセントになり、
またただの白い器ではない、マットな質感の触り心地が、新しいお料理のアイデアをもたらしてくれます。


勝村顕飛トップイメージ


勝村さんの作品は表面がとても滑らかですが、このマットで滑らかな表面はどのように作られているのですか?

まず素材からですが、自分で配合した磁土を使用しており、中には釉薬も練りこんでいます。
成形の際も仕上げに表面をきれいに仕上げるように心がけており、釉薬をかけることなく焼成します。
これによりマットな質感が得られます。窯出し後は作品を研磨することで表面に浮き出てきたザラつき
部分やバリをとっていき、表面がとても滑らかな器の出来上がりです。

常に新しい表現を追求していらっしゃいますが、作品を作る際にこだわっていることはありますか?
また、ご自身が思う作品の魅力はなんですか?


大きな展示やテーマのあるイベントで新しい作品を発表できるようにと心がけています。
日々生活する中で常にやきものの事を考えている感覚です。このデザインは作品にできるのではないか、
この方法は応用できるのではないか・・といった感じですね。それにより他にはない作品を表現できて
いることが魅力の一部になっていると思います。


勝村顕飛インタビュー


勝村さんの作品の「白」は少し普通の白とは違い、お料理になじむ絶妙な「白」だと思いますが、
この白さの表現に特別な想いやこだわりはありますか?


実は以前の色味はもっと硬質な感じの白でした。そして、その “白” にこだわっていました。
しかし、制作環境の変化や、その過程で使っていただいているお客様とのやり取りの影響もきっと
あり、そのうちに柔軟な想像をすることが出来るようになって、今の白となりました。
黒い線との対比も独特な白さが際立つ要因だと考えます。

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滑らかな白い表面に刻まれた黒や赤のライン。
勝村さんの器が仕上がっていく様子を、こちらの動画でご覧いただけます。

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