キルンワークという技法を用いて、美しい色の器を生み出している藤本さんですが、
どのようなストーリーを経て作品が生まれてくるのか、ご自身のこだわりや
作品を生みだす際のインスピレーションについてお話を伺ってみました。
藤本さんご自身が思う、作品の魅力はなんですか?
自分らしい独特の質感と表情です。
不透明のガラスを多く使っているので、初めて私の作品を見た方はガラスだと気づかない人が
沢山います。
そこに興味を持って、手に取ってくださる方が多いです。私の作品を通してガラスの新たな一面を知っていただきたいです。
作品を作る際のインスピレーションの源はありますか?
私の作品の大きなテーマとして「色」があります。景色や記憶の中に残っている色をガラスに閉じ込めたいと思っています。
また、
私たちの身の回りには見落としがちだけどじっくり観察すると美しいものが沢山あります。
こういうものをガラスでどう表現するかを
考えながら制作しています。
今後チャレンジしてみたいことはありますか?
以前は美しさや、ガラスの佇まいなどに魅力を感じて制作していましたが、最近は使うことを意識するようになりました。
自分にしか出来ない表現を探しながら、もっと生活に寄り添うものを作って行きたいと思っています。